「ハイブリッドアジャイル」について
勉強会なんかで時々聞かれるハイブリッドアジャイル。
自分の認識としては
- 要求決めとシステムテストフェーズをウォータフォール的に
- 詳細設計とか実装とかはアジャイルに
だと思ってます。いわゆるV字モデルの最初と最後をWF的な。
# 大筋で間違ってないはず・・・?
で、その言葉が出た時って大抵「現実解」とか「妥協案」とか、割とネガティブな言葉で形容されることが多いように感じてます。
もちろんそう思うところもありますが。。。
◯積極的な採用
今にして思うとですけど、なんだか「アジャイル = "回す"」に注目しすぎてなかったか?と考えたりします。回したところで何やねん。言ってしまうとたぶんそうなるんじゃないかと。
目指すところは何か。「顧客の価値」という言葉は、ナカナカ好きになれないですけど、「自分たちが満足して、なおかつお客さんも喜んでくれるものを作ろうよ!」な発想は非常に気に入っています。
で、先の言葉には2つの要素「開発者の満足」と「顧客の満足」があるはずで、どっちもうまく最大化できないかというのが、ワタシもそうですけど多くの方が感じてる課題じゃないのかなーって、勝手に思ってます。
で、やっぱり「お客さんの要求を出す」っていうのはすごく難しいことで、それを「動くS/Wで見せる」か、「しっかり考えて出す」になるのかなと。
前者がいわゆる教科書通りのアジャイルで、後者は要求開発とかそのあたりになりそうです。
ということは、
- 要求を出すあたりで要求開発の知識を持ってうまく要求を出して
- アジャイルのプラクティスで持って素早く動かしてみせる
っていうのは、かなり最善に近い方法じゃないかなー、とか思います。
で、これは外から見ると「ハイブリッドアジャイル」と呼ばれるやり方に近く見えるのではと思いました。
で、結局のところ
- アジャイルで言うユーザーストーリーを出すあたりで、要求開発な思考を取り入れて上手く見える化する
とかできれば、かなりいいんではないかと。
我ながらナカナカ核心めいてないかと思ったり。
その辺を踏まえると、アジャイル関連って「要求を出すことそのもの」ってあんまり大きくはできてない気もしたり(?)しますし、意外と個人的なこれからの本題になりそうな気がしています。(勉強不足はもちろんですけどね)